洋楽BOX ~洋楽をひたすら和訳するブログ~

このブログは洋楽を年代問わずひたすら和訳していくブログです。ただ和訳するだけでなく、英語の勉強にもなるような記事を作成していくつもりです。このブログで、皆様が少しでも洋楽に興味を持ってくれたら嬉しいです。

The Crystal Ship The Doors (ドアーズ)

 

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今回は、ドアーズのThe Crystal Shipを紹介します。

最近ドアーズの曲を立て続けに紹介していますが、個人的にドアーズが大好きでいつの間にか最近多く紹介していました。^^;笑

 

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この曲を日本語にすると、水晶の舟になります。
ファーストアルバム「ハートに火をつけて」に収録されています。

この曲はボーカルのジム・モリソンが交際した女性、Mary Werbelowさんに向けた恋愛ソングであり、彼女との破局から間を置かずに書かれたと言われています。

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ドアーズの曲は詩的なものが多いので、簡単には説明できないのですが、
この曲の水晶の舟はアイルランドに伝わる説話『コンラの異界行』からの引用で、
百戦の王コンの息子コンラが超自然的な女性に魅入られ、周囲の引き留めもむなしく二人で水晶の舟に乗り、彼女の住処である異界「喜びの野」へと失踪してしまうといった物語からこの曲のモチーフになったとされています。


つかみどころのないところがジム・モリソンらしい曲でもあり、また良い意味でもこの歌詞を色々な局面でとらえることもできます。
先程はジムが恋した人に送った歌とも述べましたが、1960年代はドラッグが流行して、ドラッグソングが多く作られていたこともあり、この歌も薬物が絡んだ歌(サイケデリック的な)なのではないかとも言われています。

ボーカルのジム・モリソンもアルコール薬物中毒でしたし、そういった風に捉えられても仕方のないこととも言えますが、ジムは少なくとも恋愛ソングと言ってるそうです。

 

リリース日:1967年4月

 

 

[Verse 1]
Before you slip into unconsciousness
I'd like to have another kiss
Another flashing chance at bliss
Another kiss, another kiss

 

君が無意識の世界に滑り落ちる前に
もう一度口づけたい
もう一度瞬く至福の時を
君にもう一度 口づけを

 

 

[Verse 2]
The days are bright and filled with pain
Enclose me in your gentle rain
The time you ran was too insane
We'll meet again, we'll meet again


日々は輝き そして苦痛で満ち溢れ
君の優しい雨の中に どうか僕を閉じ込めてくれ
君が走り抜けた時は 正気ではなかった
僕たちは再び会うのだろう 再び会うのだろう
 

[Verse 3]
Oh tell me where your freedom lies
The streets are fields that never die
Deliver me from reasons why
You'd rather cry, I'd rather fly


教えてくれないか 君の自由はどこにあるのかを
その街は決して死ぬことのない領域で
なぜかを教えて 僕を解放してくれ
君は泣きはらしたいのか 僕は飛び立ちたいのか
 

[Verse 4]
The crystal ship is being filled
A thousand girls, a thousand thrills
A million ways to spend your time
When we get back, I'll drop a line

 

 水晶の船は満たされようとしている
千の少女達 千の戦慄達によって
君が時を過ごす百万の方途で
僕たちが戻ってくる時には 僕は手紙を書こう