洋楽BOX ~洋楽をひたすら和訳するブログ~

このブログは洋楽を年代問わずひたすら和訳していくブログです。ただ和訳するだけでなく、英語の勉強にもなるような記事を作成していくつもりです。このブログで、皆様が少しでも洋楽に興味を持ってくれたら嬉しいです。

America Simon & Garfunkel(サイモン・ガーファンクル)

 

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 サイモン&ガーファンクルのAmericaを紹介します!
歌詞の内容は1960年代半ばのアメリカ人の喪失感というものを歌っていると言われています。
60年代は、ベトナム戦争、人種差別など様々な問題を抱えていて、アメリカ人がそれまでの自分のあり方、考え方、信じるものに疑問を感じている時期でした。
そういったアメリカ人の自分自身を見つめ直すために、道を見つけたいといった思いをバスに乗って確かめて探したいということを、恋人同士に託して表されています。

 

リリース日:1968年4月3日

[Verse 1]
"Let us be lovers, we'll marry our fortunes together"
"I've got some real estate here in my bag"
So we bought a pack of cigarettes and Mrs. Wagner pies
And walked off to look for America

「私たち恋人になって、私達結婚するの」
「僕の鞄のなかには いくつかの「不動産」も入ってるんだ」
そして僕らは煙草ひと箱に ミセス・ワグナーのパイを買い込んだ
僕らは歩き始めたんだ "アメリカ"を探す旅へと
 

[Verse 2]
"Kathy," I said as we boarded a Greyhound in Pittsburgh
"Michigan seems like a dream to me now"
It took me four days to hitchhike from Saginaw
I've gone to look for America

「キャシー」 ピッツバーグでグレイハウンドバスに乗り込むときに僕は言った
「今じゃミシガンも夢のように思えるよ」
サギノーからヒッチハイクするのに4日間もかかったんだ
僕はアメリカを探しに旅立ったんだ  

[Verse 3]
Laughing on the bus
Playing games with the faces
She said the man in the gabardine suit was a spy
I said "Be careful his bowtie is really a camera"

 

 バスのなかじゃ大笑いさ
乗客の顔を見ながらゲームで遊んだんだ
彼女言った「ギャバジンのスーツを着た男はスパイだって」
僕はこう言った「気を付けろ、彼のの蝶タイは実はカメラだぞ"って」 

[Verse 4]
"Toss me a cigarette, I think there's one in my raincoat"
"We smoked the last one an hour ago"
So I looked at the scenery, she read her magazine
And the moon rose over an open field

 「タバコを放り投げてよ 確かレインコートに1本残ってたはずだから」
「1時間前に最後の1本を吸っちゃったわ」
僕は仕方なく景色を眺めて 彼女は雑誌を読み始めた
そして向こうの広い野原に月が昇っていったんだ

[Verse 5]
"Kathy, I'm lost," I said, though I knew she was sleeping
I'm empty and aching and I don't know why
Counting the cars on the New Jersey Turnpike
They've all come to look for America
All come to look for America
All come to look for America

 「キャシー 僕は迷っちゃったよ」 彼女が眠っているのがわかってて僕はつぶやいた
心に穴が空いて痛いんだ どうしたらいいのかわからない
ニュージャージーの高速道路で 走る車を数えていたんだ
みんなが"アメリカ"を探しにやってきたんだ
みんな"アメリカ"を探しにやってきた
みんな"アメリカ"を探しにやってきた